【ZERBINO-ゼルビーノ- 虎ノ門 Blog 大西千波】
皆様こんにちは!
ZERBINO虎ノ門店の大西です。
本日ご紹介するのはこちら。
Fabric:DRAGO ~Skyfall~
Order Safari Jacket
Luxury Line:¥151,800 in tax
品質:W80%(Super160’s)、S20%
目付:585g
品番:47-4405
1月も終盤に差し掛かり、虎ノ門の街並みにも凛とした冷たい風が吹き抜けています。
先日、松田が投稿した「極上の生地を、極上の仕立てで・・・」のブログでご紹介した、あのM様。
皆様、すでにご覧いただけましたでしょうか。
M様は、私がZERBINOに入社する遥か以前から通ってくださっている、
誰よりも「装い」に独自の哲学を持つ、ZERBINOきってのウェルドレッサーです。
新宿時代から色々とお話をさせて頂きましたが、最近では虎ノ門店にて次シーズンの構想をお話しする機会が増えていました。
実は今回、私が直接オーダーを担当させていただくのは実に9年振りのことでした。
昨年の7月末、まだ陽炎が立つような猛暑の中。
昨今の生地価格上昇傾向に置いて、これほど価値のある生地はありません。
私がそう言って差し出したのが、DRAGO社の“SKYFALL(スカイフォール)”でした。
カシミヤに匹敵するSuper 160’sの極細原毛を贅沢に使いながら、シルクも20%ブレンドしたこの服地は、あえてアウター級の重厚な目付けで織り上げられています。
その重厚さと柔らかさの矛盾した魅力が、M様の感性に真っ直ぐに響きました。
9年という歳月を一瞬で飛び越え、再び大切な一着を託していただけることになった喜びは、テーラー冥利に尽きます。
M様が選ばれたのは、本来のシャツジャケットという枠を超えた、コート代わりのサファリジャケット。
まだ夏真っ盛りの時期に、冬の凍てつく寒さを想像しながら仕立てる贅沢。
この「スカイフォール」の圧倒的な素材感があれば、本格的な冬のアウターとして成立すると、私たちは確信していました。
サファリ“ジャケット”という概念を覆すM様の発想に感銘を受けます。
せっかくの機会だからと、商品のお渡しは9月に終えていたものの、完璧に纏いこなす季節を待ちわびて、12/29に虎ノ門の街角で撮影を行いました。
ご覧ください。この圧倒的なオーラ。
サファリジャケットという無骨な意匠が、スカイフォールの気品ある質感によって、都会的なエグゼクティブ・ウェアへと昇華されています。
M様の真骨頂は、その隙のない小物使いと着こなしの「抜き」にあります。
ハット、マフラー、ポケットに忍ばせたグローブ、そしてベルトの結び目一つに至るまで。
9年前、まだ駆け出しだった私に多くのことを教えてくださったM様の美意識は、今もなお、より深く、より鋭く研ぎ澄まされていました。
M様、9年という時を経て、再び「大西に」と大切なお一着を任せてくださり、本当にありがとうございました。
虎ノ門店で交わす次シーズンの作戦会議は、私にとっても至福の時間です。
「次は何で遊ぼうか」 そんなM様の好奇心に、これからも私の全力の提案で応え続けていきたいと思います。
このスカイフォールのサファリジャケットが、M様の冬の相棒として、多くの物語を刻んでいくことを心より願っております。
M様、また虎ノ門でお会いしましょう。
最後は素敵な笑顔で締めさせていただきます。
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スカイフォールのサファリジャケット。最高にかっこいいです。
ZEBRINO虎ノ門 大西









