【ZERBINO~ゼルビーノ~ 虎ノ門 Blog 佐藤赳斗】
皆さま、こんにちは。
ZERBINO虎ノ門店の佐藤です。
「そろそろ一着、きちんとしたスーツを作りたい」
そう思い、初めてオーダースーツを検討する方はとても多いです。
ただ実際には、
・思ったより着にくい
・高い生地を選んだのに満足感がない
・オーダーなのに既製服とあまり変わらない
といった理由で、初めての一着で失敗したと感じる方も少なくありません。
では、なぜそうなってしまうのでしょうか。
実は、初めてオーダースーツで失敗する人には共通点があります。
それは
「サイズ」ばかりを気にしてしまうことです。
今回は、オーダースーツを検討している方に向けて
失敗しやすいポイントと正しい選び方をご紹介します。
失敗① サイズが合えば、着やすいと思っている
肩幅、袖丈、着丈、ウエスト。
確かに寸法は重要です。
しかし、数字が合っていることと「着やすい」ことは別問題です。
既製スーツがなんとなく合わない理由は、単にサイズ展開の問題ではありません。
設計そのものに問題があります。
スーツには「型紙」があります。
これは、いわばスーツの設計図です。
ZERBINOでは、日本人の体型に合わせて独自に型紙を開発しています。
型紙とはスーツの設計図のようなものです。
前肩傾向、体の厚みの出方
そうした特徴を前提に設計されているため、寸法を細かくいじる前に、そもそも“着やすい”。
これは大きな違いです。
失敗② パターンオーダーとイージーオーダーの違いを理解していない
「オーダースーツ」と一言で言っても、
実は仕組みは大きく分かれます。
代表的なのが
・パターンオーダー
・イージーオーダー
です。
パターンオーダーは、既存の型紙をベースに
丈や幅を調整する方式が中心です。
一方、ZERBINOのイージーオーダーでは
・前肩・後肩補正
・反身体・屈身体補正
・袖付け角度調整
・細かなバランス修正
といった体型補正が可能です。
単にイージーオーダーとは言っても補正の限度などは様々ですが、
当店では経験豊富で理解の深いフィッターが、
さまざまな補正を丁寧に行うことで、満足度が高く着心地のよいスーツをご提供しております。
スーツを着たときに感じる
“合っているようで、どこか窮屈”
“着られている感が抜けない”
この違和感は、補正不足が原因であることが少なくありません。
失敗③ 生地だけで決めてしまう
初めてのオーダーでは、生地の豊富さに目を奪われがちです。
もちろん、生地は重要です。
しかしスーツの完成度を決めるのは
生地だけではありません。
本当に重要なのは
その生地をどう構築するか。
設計と縫製が伴わなければ、
高級生地でも仕上がりは平板になります。
スーツの完成度は、
生地・設計・仕立てのバランスで決まるのです。
では、なぜZERBINOは価格を抑えられるのか?
ここで疑問が出るかもしれません。
「そこまで手間をかけて、なぜこの価格帯で提案できるのか?」
ZERBINOでは、生地を独自の仕入れルートで調達し、在庫を自社で管理しています。
中間マージンや余計な諸経費を抑えることで、コスト構造を最適化しております。
仕立てを簡略化して価格を下げているわけではありません。
設計と補正は維持しながら、
流通構造を工夫することで価格を抑えているのです。
初めての一着に必要なのは「安心感」ではないでしょうか?
20代であれば、きちんとした印象を作るために。
30〜40代であれば、信頼感を整えるために。
50代であれば、軽やかさと余裕を演出するために。
年代を問わず、スーツに求められるのは“安心感”です。
それはブランド名でも、生地ネームでもなく、
体に自然に馴染む設計から生まれます。
結論:オーダーで見るべきは“寸法”ではなく“設計”
初めてのオーダースーツで失敗しないために
・価格だけで決めない
・生地だけで決めない
・サイズ表だけを見ない
まず確認すべきは、
・型紙はどんな体型に向けて設計されているか
・どこまで体型補正ができるか
・仕立ては軽さと構築を両立しているか
その基準で見たとき、
オーダーは初めてでも、決して難しいものではありません。
一着目こそ、着心地で選ぶ。
それが、後悔しない選択です。
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