【ZERBINO 虎ノ門 Blog 大西千波】
皆様こんにちは！
ZERBINO虎ノ門店の大西です。
実際に店舗でCustom LineとLuxury Lineのジャケットサンプルを着た事がある方は
それぞれの違いを感じ取って頂けているかと思いますが、
実はスラックスもかなり拘った作りになります。
まずはヒップラインのクセ取りです。
ジャケットの場合は芯地が付きますが、
スラックスは前身と後ろ身を縫い合わせて作られるので、立体感があまり出ません。
ただLuxury Lineは縫い合わせた後にお尻に合わせてアイロンを当てクセ取りをするため
平置きをした時に生地が歪んで見えます。
良いスーツは平面で見た時に綺麗ではありません。
それは人の体が立体的で、着た時に体に沿うように作られているからです。
その結果、Custom Lineと同じ寸法で仕立てたスラックスでも
履いた時の気持ち良さが変わります。
また、とても技術の高い職人さんがいる工場で仕立てているので
ダブルのモーニングカットが出来ます。
こちらは一般的に出来ない事が多いのですが、
Luxury Lineはオプションではなく、標準でこの仕様になります。
写真を見て右側がフロントになります。
今回は撮影のために極端に前後差を付けてもらっていますが
標準で1.0㎝の差を前後に付ける事によって
パンツのシルエットがより綺麗見えるようになります。
これもヒップラインのクセ取りと同様、一つ一つ職人さんがアイロンでプレスをします。
スラックスにここまで手間をかけるのはあまりないと思います。
そしてこちらもLuxury Lineのみで出来る仕様です。
フロントクリースステッチ ¥8,000+Tax(¥8,800)
以前石井が下記のブログでフロントクリースステッチをご紹介していましたが
こちらは「ミシン」によるステッチです。
今回ご紹介するフロントクリースステッチは
「AMF」によるステッチになるので自然な立体感が出ます。
スーパークリース加工はとても優秀で、全てのスーツに付けていますが
秋冬用スーツのフランネルは起毛している為、スーパークリース加工か奥まで入らない事が多いです。
フランネルなど重厚感ある生地でこそ、クリースは綺麗に付いて欲しい物ですよね。
フロントにしか付かないですが、
この線がちゃんとクッキリと出るのは何よりもカッコイイと思います。
これからのシーズン、生地が厚い物をLuxury Lineでご検討の方、
是非一度お試しして頂ければと思います。
ZEBRINO虎ノ門 大西
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