【ZERBINO銀座店blog】
皆様こんにちは！
ZERBINO銀座店の川端です！
本日の紹介はこちら。
〈fabric〉
・ANGELICO W100% 35-3354
〈suit price〉
・Custom Line ￥61,000＋tax（￥67,100）
・Luxury Line ￥114,000＋tax（￥125,400）
今回はグレンチェックの生地です。
グレンチェックという響きは良く聞きますが、そもそもなんで「グレン」なのでしょうか。
「グレン」を調べてみると、渓谷や谷間という意味で、昔スコットランドのアーカートという渓谷の地域で織られていたそうです。
「グレン」＋「アーカート」から「グレナカート・チェック」という名になり、現在では略して「グレンチェック」と呼ばれるように。
正式名称は「グレンエアーカート」と言います。
また、アーカートという地域は冬場になると厳しい寒さの極寒の地であり、17世紀頃には戦争が多い地域だったようです。
グレンチェックが硬くてハリコシがあり、厚みのある生地と相性が良いことが頷けます。
背景を知ると着る時の気分も上がりますね。
そんなグレンチェックですが、今回の紹介は春夏の生地となります。
厚みがある方が良いとお伝えしていますが…。
しかし、春夏のドライなタッチの生地も粗野な感じがあり、格好良いです。
色は王道の白黒ではなく、またもブラウンをベースにした配色。
何ともジャケット単品やスラックス単品で仕立てたい生地ですが、スーツ上下分でのご案内生地となります。
上下セットでのオーダーにはなるものの、サイズはそれぞれ単品使いしやすいサイズに落とし込んでもいいのではないでしょうか。（確実に単品使いする場合に限ります。）
この生地であれば、ジャケットとスラックスの両方を持っていても損はありません。
むしろコーディネートのバリエーションが増えるので、特だと思います。
ジャケットはカントリーなディティールに。
スラックスはトラディショナルなサイジングに。
定番ではない色で今夏の装いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
是非ご覧になってみてください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
川端 將勢
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