【ZERBINO 虎ノ門 Blog 佐藤赳斗】
皆さま、こんにちは!
ZERBINO虎ノ門店の佐藤です。
今回は、なんでこの価格帯にこんなに希少なものがあるのだろうと驚いた生地をご紹介いたします。
それがこちら!
Fabric:MINOVA
Custom Line:¥69,300 in tax
Luxury Line:¥136,400 in tax
品質:W50% KM50%
品番:996-1020 ※こちらは1点物になります
ミノバのキッドモヘア混の生地になります。
ミノバとは、イギリス北部のヨークシャー州にて創業し、
1979年に日本を代表する毛織物メーカーの「御幸毛織」が現地法人として「MINOVA社」を創設しました。
1980年代初頭には、日本らしい行き届いた経営・管理と、
英国本来の生地メーカーが持つ品質の良さや伝統的技術が融合しミル系のブランドとして確立していきました。
現在では、日本の「御幸毛織」とイギリスのマーチャント系「ドーメル社」が共同出資という形で、
ミノバ社と提携しています。
こちらの生地も生地感やこのストライプ柄といい日本らしい堅実さとフランスの優雅さ、貴賓さに加え、
イギリスの伝統と格式を持ち合わせた各国の良い所どりをしたような生地となっております。
そんなこちらのミノバの生地ですが、
夏の宝石とも呼ばれる希少なキッドモヘアを50%とふんだんに使っております。
アンゴラ山羊から刈り取られた毛の事をモヘアと呼び、
その子供(KID)、生後1年未満のアンゴラ山羊の初毛をキッドモヘアと呼びます。
モヘアの繊維は中が空洞であり断熱、放熱性、通気性に優れているおり、
シワ軽減にも役立つハリのある生地は、夏向けのスーツ生地として重宝されています。
春夏シーズンの高級服地に必須のモヘアの中でも、
より細い繊維のみを用いて織られるキッドモヘアは、
ある程度のハリコシは持ち合わせつつサラッとしたウールに近いしなやかな風合いになり、
その独特の光沢感と肌ざわり、そして高い質感を持つスーツ服地となっています。
それから、アンゴラ山羊のモヘアは、全生産量が世界の天然繊維生産量の0.05%以下ととても希少です。
中でも、キッドモヘアと呼べるのは生後1年未満の子山羊から刈り取った初毛だけ。
収穫量が極めて少なく(モヘア全収穫量の約1/6程)、ハイグレードなモヘアとして高価で取引されます。
こんな希少なキッドモヘアが50%使用されているこちらの生地がこの価格帯にあることが
どれだけ珍しいか理解していただけるのではないでしょうか。
昨今インポートものがどんどん値上がりしている中、
この価格帯でお仕立ていただけるチャンスは今だけしかありません。
是非、直接キッドモヘアの上品な光沢感や高級感をご覧いただければと思います。
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ZEBRINO虎ノ門 佐藤
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