【ZERBINO-ゼルビーノ-銀座店 加藤呼汰BLOG】
こんにちは。ZERBINO銀座店の加藤です。
最近よくお聞きするのですが、以前作ったスーツのジャケットに既に持っているスラックスを合わせたんだけど何だか違和感があって良いのか分からない。とのこと。
オーダーをご検討される際、多くの方がまず「色」や「柄」を重視されます。
「ネイビーのスーツにグレーのパンツを合わせる」といった具合です。
もちろん色の組み合わせは重要ですが、本当に洒脱で、見る人を惹きつける着こなしは、生地の質感で決まります。
今回は、一歩上の着こなしを目指す皆様へ、スーツとジャケパンスタイルで実践すべきテクスチャー合わせをお伝えします。
なぜ質感の組み合わせが重要なのかといいますと人は視覚情報を受け取る際、色の次に素材感を無意識に判断しています。
この質感の統一性、相性が合っていると自然に目に入ってくると考えます。
違和感を感じると色の合わせは良くても何かが違う。これは凡そ素材感で解決できるのではないでしょうか。
また単調すぎても何か物足りないという方には季節感を取り入れ表現すると一気に奥行きが出てくると思います！
スーツの生地とジャケパンで分かりやすいのが、生地の艶感の違いです。
基本的にスーツ上下で販売させていただいているものの多くが(他社様含め)艶のある生地がほとんどです。
特にネイビー無地のスーツですとジャケット単品で使うとなってもスーツの上を着ている印象になりジャケット単品の印象とはなかなかならないものです。
もちろん生地によってはそうでないものもありますが、、、
その素材感を理解し組合わせるとよりしっくりとくるコーディネートが出来ると思いますので是非試してみてください！
一方で、これだけあれこれ語っておきながらではございますがファッションはTPOを守り、それぞれを理解しているのであれば自由だと私は考えています。
自分のなかでこれを試してみよう！や、これがかっこ良いと思ったのであればそれもまた正解です。
後は貫く心の持ちようと、服を楽しむことができていれば結果OKだと思いますので皆様のコーディネートを教えていただけると同じ服好きとして非常にテンションが上がりますのでどうぞよろしくお願いいたします！
ZERBINO銀座店
加藤 呼汰
