【ZERBINO-ゼルビーノ-銀座店 加藤呼汰BLOG】
こんにちは。ZERBINO銀座店の加藤です。
いきなりですがブラウンのスーツというと秋冬のイメージが付いている方がいらっしゃるかと思います。
しかし、春夏こそブラウンのスーツ、ジャケット、スラックスが映えるのです。
何度も口にしておりますが素材感が季節に合っているなら色はそこまで気にする必要はございません。
濃い色だろうが薄い色だろうが着てはいけない色はありません。
結局は生地の織り方、質、種類です。

ブラウン系で、特に春夏にお勧めしたいのがドライな質感を持つ生地たちです。
たとえば、強撚糸で織り上げられたウール。
触れた瞬間に感じるシャリ感と、風が通り抜けるような通気性は、湿度の高い日本の夏において何よりの贅沢です。
これが深いダークブラウンであったとしても、生地に隙間があるため見た目に重苦しさはなく、むしろ「暑い季節に涼しい顔でブラウンを着こなす」という、大人の余裕を演出してくれます。
また、リネン混のブラウンも外せません。 リネン特有の節とシワ感が加わることで、ブラウンという色は一気に表情を変えます。
太陽の光を浴びたとき、その凹凸が作る陰影は、ネイビーやグレーでは決して出せない枯れた色気を放つのです。
結局のところ、季節感というのは色が決めるのではなく、その色がどんな表情をしているかが決めるものだと私は考えています。
※もちろん色合いも大事ですが、色が全てではないということです。

夏に茶色は重いという固定観念で、この豊かな色彩を敬遠してしまうのはあまりにもったいない。
むしろ、日差しが強くなるこれからの季節こそ、大地を想起させるブラウンは力強く、そして美しく映えます。
インナーにサックスブルーのシャツを差し込んでアズーロ・エ・マローネを完成させるも良し、あるいは白のポロシャツで潔くクリーンにまとめるも良し。

我々が自信を持って提案する、春夏のブラウン。
ぜひ店頭で、その質感に触れてみてください。きっと、今までのイメージが180度変わるはずです。
ZERBINO銀座店
加藤 呼汰




