【ZERBINO~ゼルビーノ~ 虎ノ門 Blog 佐藤赳斗】
皆さま、こんにちは!
ZERBINO虎ノ門店の佐藤です。
先日、ヴィンテージ(風)生地を使ってスーツを仕立てました。
それがこちらです。
Fabric:renoma
Custom Line:¥60,500 in tax
Luxury Line:¥ 125,400in tax
品質:Wool 100
※こちらは品切れ生地になります
今回使用したヴィンテージ生地は、*renoma(レノマ)*のもの。
renomaは1960年代にパリで誕生したブランドで、クラシックをベースにしながらも、
当時の若者文化やモードの空気を取り込んだ存在として知られています。
全盛期も1960年代となるので現在ではあまり耳にする機会は減ってきてしまいました。
「ヴィンテージ生地」といってもいつ頃織られたか定かではない生地なので(風)とさせていただきましたが、
スーツ生地のヴィンテージとは正直曖昧なところもありますので、今回はヴィンテージ生地として扱います!
せっかくのヴィンテージ生地なので、デザインはトレンドに寄せすぎず、王道のクラシック仕様を意識しています。
ヴィンテージ生地の魅力は、
・現行生地にはない質感
・しっかりとした打ち込み
・時間を経たからこそ生まれる雰囲気
にあります。
その良さを最大限に活かすには、やはりクラシックな仕立てがベストマッチですね。
ベストは、シングルの衿付きを選びました。
衿付きベストは一気にクラシック感が高まりますが、ダブルベスト程の重厚感は無くなるので、程よいクラシック感を味わえます。
初めて3ピーススーツを仕立てる方にもおすすめです。
ジャケットを脱いだ時でも様になり、コーディネート全体の完成度を底上げしてくれる仕様です。
スラックスは2タックで“余裕”を楽しむ。
スラックスは2タックを入れ、しっかりとしたゆとりを持たせました。
タイトなシルエットが主流だった時代を経て、いま改めて見直されているのがこの「ゆとり」から滲み出るクラシック感。
クラシック好きとしてはたまらないゆとりですね。
ヴィンテージ生地特有のハリや重さは、
細身すぎるパンツよりも、
適度なボリューム感のあるシルエットの方が圧倒的に映えます。
ヴィンテージ生地特有の重さは、着心地を犠牲にするものではなく、立体的なシルエットを生み出すための要素でもあります。
結果として、動きやすさはもちろんのこと、
落ち着いた佇まい、大人の余裕を感じられる
まさにクラシックな一本に仕上がりました。
「ヴィンテージ生地」と聞くと、
扱いが難しそうや価格が高そうというイメージを持たれる方も多いかもしれません。
ですが今回使用した生地は、実はかなり手に取りやすい価格帯。
ZERBINOでは、今回のような比較的取り入れやすい価格帯のヴィンテージ生地から、玄人好みの重厚な生地まで幅広くご用意しています。
ヴィンテージ生地は基本的に一点物が多く、同じ生地に再び出会えることはほとんどありません。
写真や文章だけでは伝えきれない、
生地の重み、触感、空気感。
ぜひ一度、店頭で実際にご覧ください。
ヴィンテージ生地とクラシックな仕立ての相性の良さを、
きっと体感していただけると思います。
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ZEBRINO虎ノ門 佐藤







