【ZERBINO- ゼルビーノ-新宿店 タテサワBlog】
いつもZERBINOブログをご覧いただきありがとうございます。
ZERBINO新宿店 舘澤です。
本日は、今季の秋冬で仕立てた私物のダブルスーツが
至高の仕上がりでしたのでご紹介させてください。
様々な拘りポイントをお伝えできればなと思います。
Fabric:CANONICO キャバルリーツイル
Order Suit
Custom Line:¥91,300in tax
Luxury Line:¥158,400 in tax
品質:W100%
品番:27-3927
こちらが今季私が仕立てた
CANONICO 『キャバルリーツイル』のダブルスーツです。
キャバルリーツイルはCANONICO社から出されている
名作のうちのひとつです。
元々騎兵隊の乗馬用として使用されていたので
生地はかなり丈夫です。
目付は440g程と重さがありますし、目が詰まっているので
ハリコシがしっかりしています。
そんなにずっしりしているのに、すごく綺麗な艶が出てくる
というのがキャバルリーツイルの良さであり、
私がこの生地に決めたポイントでもあります。
キャバルリーツイルといっても、様々な生地メーカーが
展開しておりその面構えは千差万別です。
キャバルリーツイルの特徴として、綾織の中でも畝(うね)が
太く、はっきりしているのが挙げられ、 様々な織り方の中でも
光沢がしっかりと出やすいのです。
また、糸の撚りを強くし、密に織り上げることで、布地のハリコシが
増し、反射面が整うため、立体感があり光沢が引き立つ
特別な仕上がりになります。
それに加え、カノニコ社は原毛の選定に厳格なため、高品質なウール
のみを使用するので、均一な繊維で生地を構成し、
光の反射が滑らかになり光沢が出やすくなります。
さらに、カノニコ社は仕上げ加工の得意なイタリアメーカーらしく
綺麗なフィニッシングを施す加工技術を持っています。
この艶はカノニコ社が織るキャバルリーツイルだから
実現できているのでしょう。
ダブルスーツにするにあたって、今回はゴージラインを1cm下げています。
ダブルのデザインはより下に重心がいきますから、もともとゴージの低い
ZERBINOのモデルから更にゴージラインを下げ、
よりクラシックでエレガントになるように意識しました。
このキャバルリーツイルはオールステッチがよく映えます。
ダブルで生地も重くて堅いので、重くなりすぎない様に
生地の艶感や仕様でバランスを取っているイメージです。
私が仕立てた生地の他にも、
品番:584-101-76D
Custom Line:¥91,300in tax
Luxury Line:¥158,400 in tax
品番:94-3231Z
Custom Line:¥91,300in tax
Luxury Line:¥158,400 in tax
同価格帯でもカラーバリエーションは様々ご用意があります。
「上品な艶感と生地の丈夫さ」という矛盾が織りなす調和を
ご体感ください。
ZERBINO新宿店 舘澤